障害者の新規免許取得

 理事長の佐藤でございます。

体に障害がある方が、新たに自動車免許を取得する、また取得を希望する方は一定数いると言われていましたが、年間にどのくらいの方が取得、または取得に挑戦しているか、実数は公表されていませんでした。

当会でも、警察庁に対して情報を公開するよう要望をしてきましたが、「そのような統計は存在しない」という回答が続いていました。

 

当会では、新規で免許取得を希望する人たちへ、どのような支援が可能なのか?模索してきましたが、対象者がどのくらいいるのかがわからず、先に進めない状況が続いていました。

新規取得希望者の中には、一定数の先天的な障害を負った人たちが含まれていることが考えられ、すでに免許を持っている方の更新手続きより難易度が高く、また、受け入れ教習所が見つからないなど、当事者は手探りで進んでゆかなければなりません。

 

このような現状ではありますが、最近、障害のある人の教習生の実数があることを知りましたので、皆さんとシェアしたいと思います。

全国指定自動車教習所協会連合会の資料によると、

H29年の調査で、肢体不自由513名。聴覚障害392人。その他128人。だそうです。

合計で1033人ですから、自分のイメージより多いよう感じました。

この数値は、教習生の人数ですので、最終的に免許取得までたどり着いた方がどの程度いるかは不明です。

 

また、身体障碍者用の改造が行われている教習車の台数については、手動式が170台。左アクセルが228台。足動車が4台。その他81台となっているそうです。

全国にある指定教習所は約1340か所ということですので、自分の障害に合った装置を用意している教習所を地元で見つけることはかなり困難であると思います。

また、障害者の免許取得を積極的に推進している教習所もあることから、そのような施設が上記の台数をかさ上げしている可能性もあるかもしれません。

 

体に障害がある人が自動車免許を取得することは、かなり難易度の高い一つの挑戦です。

教習所に通ったけれど、結局取得できなかった、という事例もあることは事実です。

しかし、少なくとも、健常な人たちと同様に、いつでもだれでも免許取得に挑戦できる環境を整えることは、最低限必要ではないでしょうか?

 

資料の原本はこちら

 

by 理事長
2019年08月21日