所謂「脱着式手動運転装置」の事故事例

 理事長の佐藤でございます。

運転リハフォーラムでも毎回テーマになる「脱着式手動運転装置」

ドライバー本人がその都度車両へ取付できることが、レンタカーユーズやカーシェアリングで有効となると言われております。

しかし、脱着可能である限り、脱落の可能性は排除できません。

また、工具を使わず固定できるよう設計されていることも多く(工具を使って固定する方法になると指定部品の対象となり車検の対象になりますが、工具不要で取付できれば車検の対象になりません。(指定部品外となるため)例えばドリンクホルダーや車内用ごみ箱などは車検の対象外です)強固な固定が確保できているかは未確認です。

 

さらに、手動運転装置を使用するユーザーの多くは車いす利用者になりますが、当事者本人が、足元のペダルスペースに体を潜り込ませて取り付けすることが、身体的に可能かどうか?出来る人は非常に限られてくるのではないでしょうか。製品によっては車種ごとに微妙な調整を行い、何度も付け外しが必要なものもあります。

 

また、ドライバー自身が取り付けることが前提の商品ですので、脱落についての責任は全て取り付けたドライバー本人が負うことにもなりますし、ドライバーが出来ないので同乗者が代わりにつけてあげたら、全ての責任は同乗者が負うことになるかもしれません。

 

これまでも当会にこのような装置を購入された方からの事故相談が入っておりましたが、私自身この目で現場を見たことはありませんでした。

しかし、最近、YouTubeでアクセルペダルから装置が外れ、横転する事故の動画があることを知りました。

今回はメーカー名や動画のリンクを貼りませんでしたが、販売者及び輸入元に対して、事実関係と脱落原因について正式な質問を行ったうえで、その回答を受けてから動画のリンクを貼るかどうか検討したいと思います。

 

 

by 理事長
2019年08月29日